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2020.11.18.お知らせ

MicroSort®「マイクロソート」後の精子数や妊娠率について

MicroSort®「マイクロソート」後の精子数や妊娠率についてお問い合わせをいただくことが多いため、ご案内させていただきます。

MicroSort®「マイクロソート」は米国で開発された技術であり、これまでは日本で提供する施設が存在しなかったため、日本国内の実績や日本語での情報がほとんどないことからご不安に感じられている方が多くいらっしゃるかと思います。

またこのように限られた情報しかない中で、一部の方がSNS等で記載している、MicroSort®「マイクロソート」後の精子数や妊娠率の事例や見解から、より強く不安を感じたり、実現性がないと断念されている方がいらっしゃることもわかりました。

弊社ではMicroSort®「マイクロソート」が科学的根拠に基づいた有効性や安全性があることを確認しているため、皆様に誤解のないように改めて詳細な情報を下記にてご記載させていただきます。

 

■MicroSort®「マイクロソート」後の精子数の減少について

MicroSort®「マイクロソート」を実施することや、凍結と融解を繰り返すことで必ず精子の数が減ります。

検査機関では元々の精子数より1.5%以上の回収率が標準的な数値とされており、現在のところほとんどの方がその範囲に入っています。(※ただし、精子の減り方については元々の精子の質による個体差が大きく、3回分キットをお申し込みいただいたとしても3回分としてお戻しできない可能性や、妊娠に十分な精子数を確保できずお戻しできない可能性があることも予めご理解ください。)

仮に元々の精子数が1億だとした場合、150万程度の回収率となります。

この数値について少ないのではないかと不安に感じるかと思いますが、その点については《■MicroSort®「マイクロソート」後の妊娠率と妊娠に必要な精子数について》にて後述いたします。

なお、MicroSort®「マイクロソート」 後に十分な良好精子を確保するために、 正しい方法で採取した精液のお持ち込みをお願いしております。

採精方法につきましては、詳細資料の「精液の採取(採精)に関するよくあるご質問」に記載がございますので、採精前に必ずご確認ください。

 

■MicroSort®「マイクロソート」後の妊娠率と妊娠に必要な精子数について

不妊治療領域において1周期あたりの妊娠率は、対象となる方の治療歴や妊娠歴、年齢や体質、卵質などにもよりますが、人工授精は10%程度、体外受精は30%程度と言われております。(※自然妊娠(セルフシリンジ法)は30%程度と言われています。自然妊娠の確率は、不妊治療を行う必要のないご夫婦を想定した確率のため、上記の人工授精などと比較して確率が高くなっています。)

また、一般的に不妊治療領域では、人工授精を行うためには最低でも1000万以上の運動精子が必要と言われることが多くあります。

次にMicroSort®「マイクロソート」後の精子を使った妊娠率と精子数についてご説明します。

1994年~2012年までに登録された約5000組の参加者に対し、MicroSort®「マイクロソート」による精子分類の効果について調査を行った研究論文によると、MicroSort®「マイクロソート」後の精子を使って人工授精や体外受精、顕微授精した際の結果について下記のように報告されています。

【1周期あたりの平均妊娠率 】

人工授精:14.7%(653/4448)

体外受精・顕微授精:30.8%(911/2957)

【妊娠できた精子数のデータ】

人工授精で使用され妊娠に至った精子数の平均値:21万

体外受精・顕微授精で使用され妊娠に至った精子数の平均値:12万

上記の研究結果の通り、MicroSort®「マイクロソート」後の精子を使った妊娠率は、人工授精、体外受精ともに一般的な不妊治療での確率と同等かそれ以上の結果となっています。また、人工授精において妊娠に至ったケースで使用したMicroSort®「マイクロソート」後の運動精子は、人工授精で平均21万程度、体外受精・顕微授精の場合は平均12万程度の運動精子で妊娠に至っており、通常必要とされている精子数よりも大幅に少ない精子数で妊娠に至っていることがわかります。

また、前述したMicroSort®「マイクロソート」後の精子数は1.5%程度の回収率というデータにより、妊娠を望むには精子数が少ないのではないかと不安に感じた方もいるかと思いますが、上記の通り、MicroSort®「マイクロソート」後の人工授精の事例では平均21万程度の精子数、体外受精・顕微授精の場合は平均12万程度の運動精子で妊娠に至っており、一般的に言われている不妊治療を前提とした1000万の精子が必要という数字と比較してはるかに少ない精子数でも十分妊娠可能であることがわかるかと思います。

残念ながら自然妊娠及びセルフシリンジ法については自宅での注入となり、正確な追跡調査が困難なため、MicroSort®「マイクロソート」後の妊娠率や精子数に関する正確なデータは報告されていませんが、上記の研究結果の通り、MicroSort®「マイクロソート」後の人工授精における妊娠率が、一般的な妊娠率よりも高く、さらに少ない精子数で妊娠が可能なことから、自然妊娠及びセルフシリンジ法についても一般的な確率である30%と同等かそれ以上の確率だと考えております。

不妊治療領域で一般的に言われている必要な精子数は、あくまでも自然妊娠では妊娠できない何らかの要因があるご夫婦を想定した数値のため、全体として高い数値になっています。

またMicroSort®「マイクロソート」後の精子は大幅に減少しますが、それは運動率が低く生命力の弱い精子が淘汰された結果ともいえるため、最終的に残った精子は妊娠できる可能性が高い強い精子ともいえます。

そのため、自然妊娠を望めるご夫婦がMicroSort®「マイクロソート」を行う場合、不妊治療を受けているご夫婦のためのデータである精子数や妊娠率を用いて検討することは難しいということをご理解いただければ幸いです。

 

■MicroSort®「マイクロソート」後の安全性について

上記の論文により、「MicroSort®「マイクロソート」後の精子は、MicroSort®「マイクロソート」をしていない精子を使用して人工授精や体外受精、顕微授精を行った場合に報告されている結果と一致しており、精子機能が損なわれていないことを示している」といった内容でまとめられております。

また自然流産率や新生児の先天性異常の割合については一般人口における比率と同等であり、MicroSort®「マイクロソート」によって精子に有害な異常が発生していないことも確認されています。

以上

MicroSort®「マイクロソート」は日本ではまだあまり認知されておらず、新しい産み分け法のように感じられますが、米国では1992年よりヒトへの使用が認められ、これまでに多くの方々がこの方法を取り入れて妊娠・出産されていることが報告されており、多数の論文からも有効性や安全性に問題がないことが確認されている技術となります。

弊社は日本でMicroSort®「マイクロソート」を提供する唯一の企業として、今後は独自の実績や成果を発信していきたいと考えております。

よろしくお願いいたします。

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