COLUMNS

TOP > 産み分けコラム > 【医師監修】ブライダルチェックって受けるべき?目的や内容をご紹介!
2021.04.28.産み分け

【医師監修】ブライダルチェックって受けるべき?目的や内容をご紹介!

妊娠を意識し始めた女性に受けていただきたい、ブライダルチェック。近年ブライダルチェックができる産婦人科は増えてきています。しかし、ブライダルチェックという言葉を聞いてもそれって何なのか、どんなことをするのかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
今回はブライダルチェックとは何かについて詳しく解説します。

ブライダルチェックの目的は?

検査

まずはブライダルチェックって何?という疑問を解決していきましょう。ここではブライダルチェックが何なのか、どんな目的で行われるかについて解説していきます。

子どもを産むことができるかどうかのヘルスチェック

ブライダルチェックという言葉についての定義はありません。
一般的に、妊娠や出産に影響する病気はないか、もしも今の状態で妊娠に至った時におなかの赤ちゃんに影響する病気はないかどうかのチェックを指します。「ブライダル」とついていますが、結婚をしている、あるいはこれから籍を入れるという方だけでなく、結婚後の方でも妊娠を考えたタイミングで受けることができます。

ブライダルチェックはおそらくこの記事を読まれている親世代の方は聞きなれない言葉かもしれません。ブライダルチェックではなく、少し前までは婦人科検診の一環として、ブライダルチェックと似た内容の検査が行われていたようです。その検査内容がブライダルチェックとして1つにまとめられたことになります。

ブライダルチェックは女性だけでなく男性も受けるべき検査であるとされています。

子どもをお腹の中で育てて産むというのは女性しかできないものです。しかし、胎児の元となる受精卵には、男性の精子が必要となります。受精卵が作られなければ、いくら女性の子宮や卵巣が妊娠出産に適していたとしても妊娠が成立することはできません。
2017年に世界保健機関(WHO)が調査した結果によると、不妊症のうち女性のみに原因があるケースが41%、男性のみに原因があるケースが24%、男女両方に原因がある場合が24%、原因不明が11%とされています。つまり、女性だけでなく男性にも不妊となる原因があるわけです。
女性だけがブライダルチェックを受けるのではなく、必ずカップルでブライダルチェックを受けられることがおすすめなのです。

実際みんなはブライダルチェックを受けているの?

とはいえ、実際どのくらいの方がブライダルチェックを受けているのでしょうか。
ブライダルチェックに関する公的な研究はされていないのですが、2010年に実施されたとある会社の研究によると、妊娠前にブライダルチェックを受けたという方は12%という結果が出ています。また、受けた結果として病気が見つかったり注意すべき所見があると言われたた方は18%でした。
まだまだブライダルチェックを受ける方は少ない一方で、ブライダルチェックを受けた方の約2割は妊娠に影響する病気などが見つかり、早めに対処できているのです。
また、ブライダルチェックは子どもが欲しいから自分の意志で受けたという女性も多い一方で、男性側の親から受けることを勧められた、あるいは夫となる男性からブライダルチェックを勧められたというかたもいらっしゃるようです。

ブライダルチェックの内容と検査の流れは?

それでは、実際にブライダルチェックではどのようなことを行うのかを男性、女性それぞれの内容を詳しく解説していきます。

女性のブライダルチェック

女性がブライダルチェックを受けるために病院へ行くと、まずは問診を行います。病気の兆候はないか等のチェックをするためです。もしも基礎体温を計られているならばその結果を一緒にもっていくとより詳しくチェックをしてもらえます。

この時に月経痛があるかどうかや、月経の量などを聞かれます。この回答によっては子宮内膜症などを疑い、検査が追加されることもあります。
次に性感染症検査、貧血検査、風疹抗体検査を行います。これらの検査はすべて採血によって可能です。
最後に経膣超音波検査で子宮や卵巣の状態を見ていきます。この時に子宮頸部や子宮体部の細胞を採取して子宮頸がんや子宮体がんの検診をします。子宮内膜症検査を行うこともあります。
病院によっては、オプションとして甲状腺ホルモンや下垂体ホルモンの検査、肝炎ウイルスの検査を採血で行ったり、乳がん検査を行うことも可能です。
女性のブライダルチェックは産婦人科で受けられます。最近ではどこの産婦人科でもブライダルチェックを取り入れるところが増えてきますが、オプションも受けたいという場合や、全ての検査項目をくまなく行いたいという場合には不妊治療を行っている産婦人科を活用されるとよいでしょう。

男性側のブライダルチェック

男性がブライダルチェックを受けるために病院へ行くと、男性も女性同様に問診からスタートします。
次に精液検査を行います。精液検査や精液を採取できるような部屋を用意され、そこで射精をして精液を採取するという方法がほとんどですが、ごく稀に家で精液を採取して持ち込むことができるところもあるようです。
さらに女性と同様に採血で風疹抗体検査、性感染症検査を行います。
また触診や超音波により精索静脈瘤や前立腺疾患の有無をチェックすることもあります。
男性のブライダルチェックは泌尿器科もしくは不妊治療を行っている産婦人科で行うことができます。

ブライダルチェックの費用は?

女性のブライダルチェックも男性のブライダルチェックも基本的には自費診療扱いとなります。ですが、子宮頸がんや風疹の抗体検査は自治体によって助成が受けられることもあります。自分の居住する自治体は費用の助成が受けられるかどうかが気になる方は、各自治体へ直接連絡するか、ブライダルチェックを受けようと考えている医療機関へ連絡されることをお勧めします。

ブライダルチェックを受けたらどうすればいい?

夫婦

ブライダルチェックは受けっぱなしであってはならず、受けた後はその後も行動に移さなければなりません。ブライダルチェックを受けた後はどうしていけばいいのかについてかんたんにご紹介します。

ブライダルチェックで異常が見られたら治療を

ブライダルチェックは受けっぱなしであってはならず、受けた後はその後も行動に移さなければなりません。ブライダルチェックを受けた後はどうしていけばいいのかについてかんたんにご紹介します。

ブライダルチェックで異常が見られたら治療を

ブライダルチェックを受けて異常が見られた場合には、すぐに精密検査を受けるあるいは治療を開始するようにしましょう。
近年、晩婚化により第一子を希望する年齢が高くなっています。もしも異常が見られたが放置していた場合、いざ、子どもが欲しいとなった時に治療に時間がかかり、妊娠の適齢期を過ぎてしまう可能性があるのです。
そのため、ブライダルチェックで異常が見られたらなるべく早めに治療を開始しましょう。
また、ブライダルチェックと聞くと女性であれば子宮や卵巣、男性であれば精巣の異常のみに着目されるかもしれません。子どもをもうけるうえでもう一つ大切なのは風疹抗体です。風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦さんが風しんウイルスに感染した場合、子どもが先天性風しん症候群となって生まれてくる可能性が高くなります。
風疹抗体のワクチンは接種してから2か月は子どもに対する影響を懸念し、避妊をしなければなりません。このことからもブライダルチェック後の早めの行動がお勧めとなるのです。

ブライダルチェックを受けることによるメリット

ブライダルチェックを受けることによる最大のメリットは異常の早期発見ができることです。
特に妊娠適齢期にあたる20~30代の女性は子宮内膜症になるリスクが高く、不妊症の方のうち約30%の方に子宮内膜症があるとされています。
この子宮内膜症に早めに気づくことができ、早めに治療を受けることで妊孕性が高くなり、不妊となるリスクを回避できるというわけです。また、男性の精子を造る機能や精子が通過する部分に障害があった場合には、手術をすることで改善できます。
早期に異常を見つけて早期に治療することによって、それ以降、不妊治療をしなくても妊娠できる可能性が出てくるのです。

まとめ

妊婦

これから子どもが欲しいと考えているが、婦人科で検査を受けたことがないという方はまず、ブライダルチェックから始めてみましょう。
検査も体に負担の少ないものが多いですし、男性でもしもブライダルチェックを受けることが恥ずかしいならば女性とともに検査を受けに行ってみてはいかがでしょうか。
ブライダルチェックを受けて異常がなく、子どもをもうけることを考えた時に産み分けをしてみたいと思ったら、ぜひ株式会社ChromoS(クロモス)のMicroSort「マイクロソート」をご検討ください。

監修

中林稔

中林稔

産婦人科医 / 三楽病院産婦人科

日本医科大学卒業。東京大学医学部附属病院で研修後、三井記念病院医長、虎の門病院医長、愛育病院医長を経て、現在三楽病院産婦人科部長。毎日出産や手術に立ち会う傍ら、各地で講演を行い医学的知識や技術の普及に力を入れている。また、少子化及び産婦人科医師不足問題にも積極的に取り組み、教育においても若手医師の育成をはじめ助産師学院の設立等、幅広く活動を行っている。

記事一覧へ戻る

関連コラム

MicroSort®申し込みAPPLICATION

まずはフォームから簡単お申し込み。

MicroSort®お申し込みフォーム