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2021.04.29.MicroSort

【医師監修】基礎体温とは?妊活は体のサイクルを知ることから始めよう

一言で「妊活」といってもさまざまな段階や方法がありますが、これから妊活を始めるという方は基礎体温を測ることから始めてみるとよいでしょう。

基礎体温から、自分の体のサイクルやそれに伴う体調の変化、妊娠の可能性などに気付くことができます。

また、もし不妊治療を始めることになった際にもこれまでつけてきた基礎体温表が受診や治療の役に立つことがあります。

この記事では、妊活に欠かせない「基礎体温」と妊娠について解説していきます。

基礎体温とは?

体温

妊娠や男女産み分けを考え始めるタイミングになるとよく耳にする「基礎体温」。基礎体温とはそもそもどういうもので、なぜ普通の体温と分けて考える必要があるのでしょうか。ひとつひとつ見ていきましょう。

基礎体温とは眠っているときの体温

基礎体温とは、生きていくのに必要最低限のエネルギーを使っている状態の体温のことを指します。睡眠中の体温だと考えるとわかりやすいのではないでしょうか。寝ているときに体温を測ることはできないので、基礎体温は朝目が覚めてすぐの状態で、安静時に計測する必要があるのです。

一般的な体温計と婦人体温計の違い

基礎体温は婦人体温計を使って測ります。一般的な家庭用の体温計では測れないものなのでしょうか?ここでは、普段使っている体温計と婦人体温計の違いについて確認していきます。

■体温計
・小数点第1位まで計測
・一般的に脇の下などで計測
(非接触の瞬間体温計の場合はおでこ、腕などの脈で計測することもあります)

■婦人体温計
・小数点第2位まで計測
・舌の下で計測

基礎体温の計測に婦人体温計を使う理由は、舌の下は比較的体温が安定していてより正確な体温を測定できるから。さらに、小数点第2位までの細かい数値が確認できるためです。

基礎体温からわかること

産み分け法

基礎体温の記録を毎日つけていると、次の排卵期や生理開始日を予測することができます。また、妊娠している可能性や、ホルモンが正常に分泌されているかどうか、ひいては自分では気付きにくかった体の異常を知るきっかけにも。

基礎体温表は生理周期ごとに見るのが基本です。それでは、それぞれの項目や用語について確認していきましょう。

生理周期とは?低温期・高温期の関係

生理周期とは、生理開始日を第1日目として、次の生理開始日の前日までの期間のことを指します。

女性の基礎体温は、ひとつの生理周期の中で大きく低温期と高温期に分かれますが、この境となるのが排卵のタイミングなのです。

また、低温期と高温期をさらに細分化すると「卵胞期」「排卵期」「黄体期」「月経期」という4つの期間に分けることができます。

・低温期:月経期、卵胞期
・高温期:排卵期(低温期から高温期の境)、黄体期

これらの期間はそれぞれ、次のような役割を担っています。

・月経期:生理が起きている期間
・卵胞期:卵巣で卵子が育まれている時期
・排卵期:排卵が起こる時期
・黄体期:排卵後の体を妊娠しやすい状態にする期間

基礎体温表の見方

基礎体温を測ったら基礎体温表に記録しましょう。

生理周期の中で平均基礎体温を算出すると、ひとつの周期の中で低温期と高温期に分かれることがわかるでしょう。低温期から高温期に移行するタイミングにおいて急激に体温が下がる時期がありますが、この瞬間から高温期にかかる2〜3日の間に排卵が起こるといわれています。

基礎体温表では
・基礎体温ががくっと下がった日
・低温期と高温期の長さ
・低温期と高温期の体温差

に気をつけてチェックすることで、排卵の有無や生理周期を見極めることができますよ。

基礎体温が下がったり上がったりするのはなぜ?

低温期と高温期の体温にはおよそ0.3〜0.5℃もの差があります。

低温期は、卵巣から卵胞ホルモンが多く分泌されている時期。卵胞ホルモンは、卵胞の発育を促し、受精に備えて子宮内膜を厚くするといった役割があります。

排卵後と高温期に体温が上がるのは、排卵が起きることで黄体ホルモンという女性ホルモンが大量に分泌されることの影響です。黄体ホルモンは、子宮内膜を維持する役割を担っています。

高温期は14日程度続き、この周期で妊娠に至らなかった場合は生理が起こり(厚くした子宮内膜がはがれる)、再び低温期へ移ります。女性の体は、基本的にこのサイクルで成り立っています。高温期はだいたい14日程度ですが低温期には個人差があり、この差が生理周期の個人差にもつながっているのです。

基礎体温は体調の変化や異常に気付くバロメーター

基礎体温から自身の体のサイクルがわかりますが、このサイクルが崩れているときは体がSOSを発しているかもしれません。ホルモンの分泌異常を疑う指針にもなるので、高温期や低温期の期間が長すぎたり短すぎたりした場合には産婦人科を受診するのがおすすめです。

たとえば高温期があまりにも短い場合、卵子が成熟できていなかったり、黄体機能不全などの可能性が考えられます。これは、通常であれば体温を上昇させる機能を持つ黄体ホルモンが正常に分泌されていないということ。黄体ホルモンの分泌が少なければ子宮内膜を維持できず(厚くすることができない)、せっかくの受精卵が子宮内膜に着床できない=不妊につながってしまうのです。

低温期が長く続く場合は、ホルモンバランスが崩れている可能性があります。これまで、予定日になっても生理がこないという経験された女性も多いのではないでしょうか。排卵が起こらず、生理も始まらないこの状況は、ストレスや疲れ、睡眠不足、食生活の乱れなどが原因として考えられます。

妊娠した場合の基礎体温の変化

女性の体のサイクルについて説明してきましたが、妊娠したらこのサイクルはどうなるのでしょうか。

妊娠が成立したかどうかを知る基準のひとつに、「高温期が14日以上続いている」というポイントがあります。妊娠していた場合は、その高温期は胎盤ができあがるおよそ14週目まで続きます。

しかし、妊娠とは関係なく内科的な発熱の場合も考えられます。妊娠の可能性がある場合は、まず産婦人科を受診しましょう。妊婦の服用が望ましくない風邪薬などもあるため、注意が必要ですね。

基礎体温の測り方と基礎体温表のつけ方

妊娠

基礎体温は、朝寝起きの状態で計測するのが基本。また、毎日できるだけ同じ時間に測りましょう。測り忘れたら再度計測は不要です。

【基礎体温の測り方と基礎体温表のつけ方】
1.朝起きたら、横になったままそのまま動かずに婦人体温計を舌の下にくわえます。
2.じっとしたまま計測します。
3.計測が終わったら体温軸の表に点を印、前日の点を直線で結びます。
4.体調が悪い、熱があるなど体調の変化もできるだけ細かくメモしておきます。

基礎体温を紙やノートで管理する場合は、枕元に婦人体温計、基礎体温表、筆記用具などを用意して眠ると良いでしょう。

基礎体温を記録できる便利な排卵管理アプリもあるので、スマホで管理していつでも確認できるようにしたいという方はアプリの利用をおすすめします。

まとめ

妊娠する可能性が高い時期を知ることでは、妊娠成立の第一歩です。また、MicroSort「マイクロソート」による男女産み分けを希望される場合は、セルフシリンジ法で妊娠に臨んでいただくため、ご自身の排卵日を把握することが特に重要となります。

基礎体温は、だいたい3周期分の記録がたまった頃から妊娠しやすい時期(排卵期)を予測できますので、妊活をスタートさせるにあたっては基礎体温をつけることから始めることをおすすめします。

監修

一倉絵莉子

一倉絵莉子

産婦人科医 / 六本木ヒルズクリニック

日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会会員
日本大学医学部卒業。川口市立医療センター、北里大学メディカルセンター産婦人科等に勤務。

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