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2021.02.21.MicroSort

【医師監修】MicroSort「マイクロソート」での産み分けは合法?違法な産み分け法とは

およそ15年ほど前に、産み分け目的を含む無断の着床前診断が日本国内でおこなわれて議論を呼びました。このような産み分けに関する報道を見て、「産み分け行為は違法なのでは?」と心配されるご夫婦は少なくないのではないでしょうか。
今回は、産み分け行為が違法にあたるのかどうかを詳しく解説します。

後半では日本国内で認められている産み分け方法をまとめてご紹介するので、これから妊娠・出産を希望されている方はぜひ参考にしてください。

産み分けは違法ではない

赤ちゃん

結論から言うと、産み分け自体は違法ではありません。産み分けそのものを規制する法律は現時点の日本にはなく、産み分け指導をおこなう産婦人科も数多く存在します。

問題となるのは「産み分け目的の着床前診断」です。これは違法ではないものの、実質日本では受けられない仕組みになっています。それはなぜなのでしょうか?

産み分け目的で着床前診断を受けることはできない

過去に、男女の産み分けを含む無断の着床前診断が社会的な問題となりました。着床前診断を受けるには日本産科婦人科学会の承認が必要です。しかし、同学会に無断で着床前診断をおこなったことで当該医師が除名処分を受けました。

着床前診断は、以下を診断する目的で使われます。

・重篤な遺伝病を防ぐ
・染色体異常による習慣性流産を防ぐ


前述の件では、無許可でおこなわれた着床前診断の中に産み分けを目的としたものが含まれていました。着床診断で男女を選別することは、技術的には可能です。ただし、産み分けだけを目的とした着床前診断は倫理的な問題から日本産科婦人科学会が認めていません。

繰り返しになりますが、産み分け目的の着床前診断は違法ではありません。しかし国内の多くの産婦人科医が在籍する日本産科婦人科学会で許可されていない以上、日本で産み分けのための着床前診断を受けるのは実質不可能といえるのです。

海外では産み分け目的の着床前診断が可能

日本では不可能とされる産み分け目的の着床前診断ですが、海外へ渡航、または検体を海外へ輸送すれば可能です。アメリカやインドネシアなど東南アジアの一部では、実質的に産み分け目的での着床前診断を受けることができるようです。

ただし高額な費用が必要となり、ほかにも多くのデメリットが存在します。

海外で産み分け着床前診断を受けるメリット・デメリット

海外で産み分け着床前診断を受けるメリット・デメリットには、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

海外渡航における産み分け着床前診断のメリット
・精度の高い産み分け法を試すことが可能
・流産や遺伝病を回避できる可能性がある


海外渡航における産み分け着床前診断のデメリット
・着床前診断だけでも300万円以上の費用がかかる
・一定期間の海外滞在が必要
・言葉の壁による不明瞭
・海外で医療を受ける不安
・100%産み分け妊娠ができるとは限らない


デメリットの1つに、高額な費用が挙げられます。滞在費用を差し引いても300万円以上の費用がかかるため、ごく限られたご夫婦しか選択できない方法といえるでしょう。また、海外への渡航と滞在が必要となります。

言葉の壁が立ちはだかるのも大きなマイナスです。聞きたいことを聞けず、医療の詳細や費用の内訳が分かりにくいという声もあります。とくに海外滞在に慣れていないご夫婦の場合はストレスに感じてしまうでしょう。

最後のデメリットとして忘れてはならないのが、多額の費用や手間をかけても100%の産み分け保証はされていないという点です。卵子や精子の状態によっては、移植できる胚がない、もしくは移植できる胚はあるが希望の性別ではないことが想定されます。また、胚を移植できたからといって必ずしも出産に至るとは限りません。

日本で可能な産み分け法とは?

産み分け法

産み分け目的の着床前診断は学会が認めていません。海外で受けられるとしても、多額の費用やデメリットを考えると多くのご夫婦が躊躇せざるを得ません。となると、着床前診断以外の産み分け法を検討するのが現実的といえるでしょう。

ここからは日本国内で実践できる産み分け法の種類、それぞれの特徴についてご紹介します。

パーコール法

パーコール液という分離試薬に精液を注入し、遠心分離にかける手法です。X精子の方が重いため、女の子を希望する場合は沈んだ精子を使い、男の子を希望する場合は上に集まった精子を採取します。医療機関によっては女の子希望のみを対象としているところもあります。

パーコール法を受けるには、実施医療機関を受診する必要があります。パーコール法は必然的に人工授精・体外受精を受けることになるため、トータルの費用が高額になる場合があります。人工授精を利用する場合でも、およそ50,000~60,000円ほどかかるとされています。

産み分けゼリー

膣内にゼリーを注入して妊娠に臨む手法です。女の子を希望する場合は酸性のピンクゼリー、男の子を希望する場合はアルカリ性のグリーンゼリーを使います。医療機関で処方をうけるほか、市販品を購入することも可能です。

男女の性別は卵子と結びつく精子の染色体によって決まります。女の子となるX染色体は酸性を、男の子となるY染色体はアルカリ性環境を好みます。ゼリーで膣内の酸・アルカリ環境を調整することにより、希望の性別の赤ちゃんを妊娠しやすくします。

リン酸カルシウムの服用

リン酸カルシウムを産み分け実施前から服用する手法です。男の子を希望するご夫婦での適用となります。栄養補助食品の扱いなので、必ずしも医療機関で処方を受ける必要はありません。

もともと産み分けを目的としたものではありませんが、服用した妊婦が男児を多く出産することから産み分け法として活用されるようになりました。妊娠予定日の最低2ヶ月前から毎日服用します。

シェトルズ法

タイミング法とも呼ばれる方法です。性交のタイミングが排卵日当日なら男の子を、排卵日2日前なら女の子を妊娠する確率が高くなるとされています。射精する位置も重要で、男の子を希望する場合は膣の深い位置、女の子を希望する場合は浅い位置でおこなうことがすすめられます。

ただし排卵日を正確に把握する必要があり、生理不順の場合は難しい手法です。また産婦人科で産み分け指導を受ける場合、性交という夫婦のデリケートな部分を細かく指示されることになります。人によっては心理的な苦痛を覚えることもあります。

MicroSort「マイクロソート」

株式会社ChromoS(クロモス)が提供する産み分け方法MicroSort「マイクロソート」は、採取した精液に含まれる精子をX・Y染色体のDNA量の違いから識別し、希望の性別の精子のみを分類する技術です。

着床前診断に次ぐ高い精度が特徴です。また、MicroSort「マイクロソート」では海外渡航を必要としません。分類された精子はセルフシリンジ法を使ってご自身で注入するため、身体的・心理的負担を軽減できるのもメリットです。

産み分け法の精度と費用

費用

産み分けを希望されるご夫婦がもっとも気になる点は、産み分けの精度ではないでしょうか。前述した産み分け法それぞれの分類精度についてまとめました。また、費用の参考額もあわせてご紹介します。

産み分け法の精度と費用

産み分け法分類

国内で受けられる産み分け法の精度と費用を、上記の表にまとめました。利用可能な産み分け方法および精度は、希望する性別によって異なります。

産み分け指導をおこなう産婦人科では、希望の性別に合わせて産み分けゼリー、リン酸カルシウム、シェトルズ法を併用するのが一般的です。着床前診断などと比べて大幅に費用を抑えることができますが、併用時の産み分け精度は70%前後にとどまります。

MicroSort「マイクロソート」は、費用だけを見ると表の中でもっとも高額です。しかし分類精度も高く、女の子を希望する場合は93%、男の子を希望する場合は82%とされています。着床前診断と比べて金銭的・身体的負担を抑えることができるため、産み分け法の新たな選択肢として注目されています。

まとめ

日本国内において、産み分け自体は違法ではありません。ただし産み分け目的の着床前診断は学会が認めていないため、ほかの産み分け法を検討する必要があります。

MicroSort「マイクロソート」に関する詳細は、公式サイトの資料請求でご確認いただけます。産み分けをご検討される場合はぜひご活用ください。

監修

一倉絵莉子

一倉絵莉子

産婦人科医 / 六本木ヒルズクリニック

日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会会員
日本大学医学部卒業。川口市立医療センター、北里大学メディカルセンター産婦人科等に勤務。

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